TestStandで作られたXMLファイルを集計することに。
どんなソフトかは下記参照
NI TestStand - National Instruments
あまり市場に情報が出回っていないので苦戦しました。
検査結果は、一回の検査毎にXML形式で保存されます。
(通常のテキストその他にも変更出来るようですが)
これをブラウザで見ると、先頭はこんな感じ。
ちなみに、XMLの一行目にスタイルシートが指定されていますので、
そのフォルダ/該当ファイルが無いと、正しく表示されませんので注意!
(当然、TestStandがインストールされた環境なら大丈夫です)
例えば消費電流を集計するとしましょう、下記の"769"という数値部分.
フォルダ内に数千個以上有るXMLファイルから、この数値を引っ張って集計する、
というのが今回のお題、というわけでXMLの構造を見てみます、
XML Editor http://www.xmleditor.jp/ というフリーソフトを使用。
大きく5つのブロックに別れていますが、検査結果は一番下のType=TEResult
この中のResultList内にValue[ID=X]で列記された部分に、各検査項目の結果が
保存されます、TestStand側でシーケンス(検査項目リストみたいなもの)を
変えるとIDも変わってしまうようなので、ここも注意が必要。
消費電流は ID=[6]のところでした、Prop[Name=Numeric]に測定結果の数値有り、
Xpathをコピーします。(該当行で右クリック、メニューからコピー可能)
/Reports/Report[1]/Prop[6]/Prop[1]/Prop[1]/Prop[1]/Value[7]/Prop[1]/Prop[3]/Value[1]
その下を見て頂くと判りますが、
Prop [Name=StepName] 検査項目名 (消費電流測定)
Prop[Name=Limits] 検査上下限値(Prop[Name=Low]とProp[Name=High])
Prop[Name=Comp] 結果判定基準(GELE:下限値以上上限値以下)
というように、各検査項目毎の設定情報が記述されています。
こうやって集計したい項目のXpathが判れば、フォルダ内のXMLファイルを順に開き、
そのNodeを辿って引っ張るだけです。(別ソフトで作成済み)
こんな手作業で無くて、StepNameが”消費電流測定”のValueのIDを検索し、
下位のNumericのValueを自動で引っ張る、という技も有るのかもしれませんが、
今回そこまでは解明出来ませんでした、今後の課題ということで。
TestStandで苦戦されている方の参考になりますように。