mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

IEEE1588について調べてみた

ナイツ塙風。

ヤホーじゃ無くてGoogle先生です、毎回頼りっぱなし。
あ、先日のネタの続きということで。

mengineer.hatenablog.com

概要はここを参照。
余談ですが、このWebサイトは見やすくて良いです、
”特長”も一覧でイメージが掴めるので、非常に判りやすい。

www.sony.co.jp

・同一サブネット内で時刻を精密に合わせる。
・時刻の基準がMaster、それ以外はSlaveでMasterに同期。
・時刻により複数カメラを同期させる。

IEEE1588は規格名で、実際の仕組みとしては
PTP(Precision Time Protocol) NTPの高精度版ですね。

カメラ以外の装置、制御するPC側やネットワークのHUBなども
IEEE1588対応でないといけません。

当然、対応カメラには精密なカウンタ(みたいなもの)が
積まれているはずだと推測。

もっと詳しい話は、ここ参照。(ダウンロード必要) www.baslerweb.com

時刻の同期

・MasterからSlaveに基準の時刻情報を送信
・Slave側で受け取った時刻を確認
・この差(伝搬遅延時間)を計算
・逆方向(Slave→Master)も同様に測定
・それらの遅延を考慮して更に時刻を補正

要は伝搬遅延も考慮していますよ、ということ
(マイクロ秒で合わせるのだから、当たり前か)

予定動作コマンド

こうして時刻を合わせた複数のカメラに対し、
時刻を指定して、一斉に画像を取り込む

等の動作が可能 → 予定動作コマンド
(Scheduled Action Command )

ハード的なトリガー信号などを使わなくても、
複数のカメラを同期出来るので、便利そうです。

他にも機能は有りますが、ざっと雰囲気だけは判りました、
あとは実際のカメラで、何をどう設定するかですね、
機会が有れば試してみたいところ。

ちなみにこの機能、やはりGigEVision2.0で対応されてるようです、
次は2.0について調べてみよう。