久しぶりのGenICamネタです、以前書いたネタはこちらから(その5まで続きます)
その時からバージョンが更新されています、最新バージョンは以下の通り。(赤字)
構成要素 | 説明 | 最新バージョン |
---|---|---|
GenApi | カメラの各種設定に関する規定 | 3.0→3.01 |
GenTL | カメラの画像データ転送(TransportLayer)の規定 | 1.5 |
SFNC | カメラの機能名の標準化規定 Standard Feature Naming Convention |
2.2→2.3 |
と思っていたら、早くもGenICam4.0の話が出ていました、ビックリ!
その前にGenICam3.0とは?
その前に3.0の内容を調べてみました、”GenICam 3.0”で検索して下記資料を発見。
http://www.invision-news.de/downloads/GeniCam_3.pdf
2014年のVisionShowの資料みたいです、これによると3.0の変更点は下記2つ。
・組込システム(Embedded Systems)の対応
・3Dカメラの対応
個人的には、あまり関係無いなあ(よー判らんなあ)という感触です。
GenApi3.0は基本的に2.0時点のものと大差なし、3.01は3.0のバグ修正版。
あと併せてSFNCが2.3に更新されています、こちらはPDFで参照可能。
http://www.emva.org/wp-content/uploads/GenICam_SFNC_2_3.pdf
以前の記事でSFNCの規格書は何と469ページも有る!と書きましたが、
2.3では更に増えて519ページになっています。
GenICam4.0の紹介動画
というGenICam3.0もよく判らない状況の中で、下記の動画を発見しました。
先月のVisionShow2016のセミナーですね、Baslerの方が講師ですが、
上記の3.0資料と同じ人でした、この人が仕切ってるんでしょうね。
4.0ですが、3.0と同じく組込系のサポート、それに関連して光源、レンズなど、
カメラ以外のデバイスもGenICam対応にする、みたいな話です。
また、新しい概念として”Industrial CSI camera interface standard”
というものが出てきます、ざっと見ただけなので詳細は未確認。
どうもGenICam(というかBasler?)は、どんどん組込に特化して、
進んで行ってるような気がします、業界全体もそうなっていくのかな?
バージョンはどんどん更新されていくけど、付いていけてないなあ、
というのが、現時点での正直な感想です、もう少し勉強しよう。
蛇足ですが、上記も含めたVisionShow2016の紹介動画集が有ります。
セミナーなど、ひと通り公開されているように見えます、興味の有る方はどうぞ!
日本の画像機器展のも公開してくれると良いのですが、さすがに無理かなあ。