mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

GenICam Harvester 使ってみる その1 環境構築

元号も令和に変わって一発目ということで、また新たな気分で新ネタです、
突然ですが、下記ライブラリーを使ってみましたというお話。

github.com

Image acquisition library for GenICam compliant cameras & GenTL Producers
要はGenICamのカメラを操作したり、画像を取込むためのライブラリですね。

これまでJAISDK中心に触ってきて(色々ネタも書いて)、多少は判ってきたかな?
という矢先、eBUS SDKへ切り替わることになったのは、少しショックでした、
そこで、たまたま発見したのが上記のharvesterです。

作者の方も何年もマシンビジョンの分野に関わってこられてて、
色々なサードパーティのライブラリーを学ばなくてはならず大変だった。

それらの経験から、統一した画像取得ライブラリの必要性を感じて、
生産性の面からpythonで開発された、というような背景みたいで、
この辺に共感したのも、使ってみようと思った大きな理由ですね。

と言いつつ、実は初めてpython触るので、自分の勉強メモも兼ねています、
色々と不備や足らない内容など出てくるかもしれませんが、御勘弁下さい。

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eBUS SDK 使ってみる その4 画像バッファ参照

前回の下記ネタの後半、eBUSのバッファの中身を参照していました。

mengineer.hatenablog.com

が、とんでもなく嘘を書いていましたので、ここで訂正させて下さい。

× 画像の先頭行ですが、 今回は8bitのカラー画像なので幅の3倍
→ PixelFormatが”BayerRG8”でしたので、幅はそのままで変わりません

もし”RGB8”等でしたら、各画素毎にRGBが有りますので3倍になります。

それ以前にBayerって何?ってお話は、下記辺りを見て下さい、
要はMonoと同じデータ量でカラー画像を表せる仕組みです。

ja.wikipedia.org

と言うわけで、eBUSの前にBayerの補足説明をもう少しだけ。

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eBUS SDK 使ってみる その3 画像表示

かなり間が空いてしまいましたが、下記ネタの続きです。

mengineer.hatenablog.com

この時は取得した画像のTimeStamp情報を表示させただけだったので、
今回は実際の画像を表示させてみます。

まずは、前回のソフト(上記リンク先参照)のForm上に、
PvGUIDotNetのPvDisplayControl を配置します、下記グレー部分。
f:id:mengineer:20190417115229p:plain

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