mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

Adimecから Flat Field Correctionの解説記事 Part2.

前回ネタの続きです。

info.adimec.com

前回の記事では、照明や光学系に関してのFFCという話でしたが、
今回は、いわゆるPRNU(Photo Response Non Uniformity)や
DSNU(Dark Signal Non Uniformity)にも触れられています。

さて以下は恒例、いきなり記事から抜粋。

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PRNUやDSNUのような画素単位の補正を、High Frequency Correction と呼ぶのに対し、
照明や光学系に関する補正を、Low Frequency Correction と呼んで区別している。

高画素のカメラの場合、全Pixel毎の補正データを扱うとデータ量が膨大になるため、
代わりに列毎の補正を行う方法も有り、これをColumn Based FFC と言う。

高画素カメラでLow Frequency Correctionを行う場合、画像をいくつかの正方形の
ブロックに分割して、そのブロックごとの平均値で補正を行なっている。

と言った内容で、各補正方法を図示したものが上記の図になっています。

同じFFCでもカメラメーカーによりアルゴリズムが異なるので単純比較は出来ない、
みたいなことも書かれていたので、先日のSFNCの規格書を見てみましたが、
残念ながらFFCに関係しそうな項目は見つかりませんでした。

結構重要な機能だと思うんですけどね、せめてコマンド名などだけでも、
SFNCで定義して共通にしてくれれば判りやすいのに、と思いました。

引き続きPart3の記事は出るのかな?、今後に期待。