VisionSystemsDesignのニュース記事から。
http://newsletters.pennnet.com/ogpe/396696681.html
VisionShowが近いせいか、各社とも色々な新情報が載っていますね。
Allied Visionから、IMX265/264搭載カメラ
IDSから、USB3.1対応カメラ(IMX290/178)
その中で、今回は下記の会社に注目です。
Emergent Vision Technologies – World's Fastest 10 GigE Cameras
World's First 10 GigE Industrial Cameras! なんて書いてます、
今回初めて知りました、本当に色々な会社が有るもんだ。
先日の記事でも10 GigE Visionネタを書きましたが、こっちの方が先みたい?
より詳しい記事が載ってましたので、見てみました。
All About 10 GigE Vision – Emergent Vision Technologies
とりあえず気になったポイントだけ。
10 GigE Visionにも、そのままGigE Vision Standardが適用出来る。
USB2.0と3.0みたいなものですかね、仕組みとしては一緒で上位互換、
GigE Visionの最新規格で、10GigEに関連する内容が一部追加されている、
みたいなことも書かれてますが、詳細は判りませんでした。
コネクタ形状
従来同様のRJ45コネクタと、SPF+というコネクタが有るようです、
後者はSmall Form-Factor Pluggable Plus の略で、光トランシーバー 、
その最新世代のものですね、下記の図が判りやすかったです。
Myricom’s MVA ??
Myricomという会社がパートナーで、MVAというソフトウェア(おそらく)で
プログラムされたNICを提供しているようです、あえて特記するってことは、
他のカメラメーカーには提供していないのかも。(勝手な想像ですけど)
10 GigE の今後
下記グラフが載ってましたが、2016年時点で10Gが50%近くになっています。
但しデータセンターでのシェアなので、GigE Visionとは別なのですが、
今後はVision絡みでもシェアが増えていくんでしょうね。
ちなみにフレームレートの数字だけ見てみると、この会社のHR-5000Sという
IMX250を使ったカメラが、163FPS!(全画素:2448×2048 pixel)
同等センサーを使ったPointGreyのGigEカメラが35FPSだったので、
10倍までは行かないですが、約5倍近く高速に転送出来るようです。
グラフでは更に40Gってのも出てきています、技術の進歩は凄いなあ
USB3.1との比較
今後USB3.1も出てきますが、あっちはまだ正式に規格化されていないので、
(当面の間は)10 GigE の方が有利だ、みたいなことが書かれてます。
GigEもUSB3も、今後伸びていくインターフェイスなのは間違いなさそうですが、
両者の市場シェアって、現在どういう比率なんでしょうかね?、知りたいなあ。
最後に、PointGreyのサイトにも10GigE Visionの記事が出ていましたので、
興味が有る方は見てみて下さい、前回記事で紹介したカメラも載ってますね。