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前回の続きです、今度は追加された内容を調べてみました、
またまた概要だけで、その中で重要そうな項目については引き続き、
詳細を調べていこうと思っています。
Release3.1規格書の38ページ目、前回取り上げた変更点に続いて、
3.1で追加された内容が記載されています。
以下、上記番号順に見てみましょう。
1. データ公開用テンプレートの追加
最も重要な変更だそうです、EMVA1288に従って測定されたデータ、
これまでカメラメーカー各社、様々なかたちで公開されていましたが、
3.1ではテンプレートを決めて、統一しようということです。
これについては、以前の記事で軽く説明していましたので、参照して下さい。
ちなみに3.1のFlyerにテンプレートが載っています、以下抜粋。
右側に測定データが列記されています、各社この並びで統一されれば、
カメラを比較しやすくなりますね、今後の対応に期待。
2. Total SNRカーブの変更
前回、ここが一番のポイントかな、と言ってたSNRの計算式変更に伴い、
SNRのグラフも、それを反映したかたちに変わるようです。
規格書ではこんな図になっています、赤の点線が右肩下がりみたいに
寝ていっているのが3.0までと違いますね、詳細は今後調べてみよう。
3. horizontal and vertical profiles
これも以前の記事で軽く触れていますので、見てみて下さい。
ちなみに、3.1で測定されたデータが下記に公開されていました、
Baslerのカメラのデータです、ちゃんとテンプレート通りになっており、
プロファイルも載っていますので、興味が有る方は見てみて下さい。
シート右上の”AEON"はEMVA1288の受託測定サービス、みたいな業務を
やっている会社みたいです、EMVA1288のセミナーも有るようです。
日本でもこういうセミナーが有ると良いんですけどね。