先日のネタ
解説ビデオが今後四週に渡って公開”と書きましたが、私の勘違いでした...。
As a first step short video clips will be broadcasted weekly within the next four weeks
単に4週間以内にという意味ですね、bloadcasted weeklyっていうから期待したけど、
結局、VIDEOが2つだけで終わりっぽいです、ちょっと残念でした。
で今回、また別のを見つけましたので御紹介、講師は上記VIDEOと同じ方。
今年一杯(12/31)まで公開されてるようなので、興味の有る方はどうぞ!
記事のスライド(pdf)は、下記よりダウンロード可能です。
https://www.viewservice.de/EMVA-Webinar/7466/pdf/EMVA_Compare_Webinar_handout.pdf
VIDEOは70分弱有り内容豊富です、ざっと流し見して気になったところを以下にて、
細かなニュアンスなど聞き間違いしてるかもしれませんが、御勘弁下さい。
多少の量子効率の違いは気にしなくて良い
具体的には3~5%まで、例えば異なるメーカーのカメラA,B,C、三種類が有り、
そのEMVA1288データを比較する場合、カメラAの量子効率が1%良いから採用しよう!
といったことは馬鹿げてる、とまで言われていました。
個人的には、大いに同意です。
TotalSNRで空間ノイズも考慮する
以前、EMVA1288の世界その6で触れた計算式の変更です、具体的には下記。
赤字部分、DSNU21288とPRNU21288が追加されています、
これらは空間ノイズ、
以前、詳細調べてみますって言ったきりですね...。
今回、上記を考慮したSNRグラフの違いも説明されていました、下図参照。
グラフの右肩部分、カメラが飽和(saturationの縦線)に達する手前で、
途中から点線が出ていますが、上式を適用すると、こういうかたちになるそうです。
これまでのグラフはsaturationに対して、単に右上がり(上図青線)でしたので、
グラフの形の違いで、Release3.1で算出されたものか判断する目安に出来そうです。
新しいデータシート
これも以前のネタで触れたかも?、EMVA1288の測定結果を公開するのに、
テンプレート的なものが公開されており、その説明も有りました。
ぱっと見て、下記の先頭部分に色々な情報が増えているのに注目。
Exposure Control : By irradiance
Exposure Time : 1.00mS
カメラの露光時間は1mS固定で、光源の明るさを変えて測定したことが判ります、
(暗時データ測定時はどうなるのかな?、そっちは疑問)
Gain, black-level : 0.0dB, 0.122
測定時のカメラのゲイン/黒レベル設定が判ります、ゲイン0.0dBは判るけど、
黒レベル0.122の単位は謎です。(デジタル出力なら、相当潜ってるような?)
Environment temperature, Camera body temperature, Internal temperature
データ測定時の温度、これも以前のデータシートには無かったです。
テンプレートを定めた事により、測定条件なども、より詳細に公開されるので、
データも比較しやすくなったといえます、引き続き関連情報を追っていきます。