mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

Basler pylon XMLファイルの行方?

先日のネタの続き。 mengineer.hatenablog.com

この中で、pylonの場合、カメラから読み取ったXMLがPC内に見当たらない?
→ ProgramDataのGenICam内に有るかも?と書きました、具体的には下記の内容。 f:id:mengineer:20170421083712p:plain

このフォルダ内を全削除後、pylonを起動するとbinファイルが増えていくので、
XMLの一部をbinaryで保持しているのかな?と思いきや違いました、残念!

binファイルの増え方を見てみよう

pylon起動前、全てクリアした状態。 f:id:mengineer:20170421084603p:plain

カメラ接続した状態でpylonを起動すると f:id:mengineer:20170421084712p:plain

pylonでカメラをOpenすると f:id:mengineer:20170421084808p:plain

pylonの操作によって増えていくので、関係しているのは間違いなさそうです。

binファイルの中身を見てみると

バイナリー用のエディタで実際の中身を見てみました、まず起動直後のファイル。 f:id:mengineer:20170421090410p:plain

何かしらカメラの情報なのは間違いなさそうです。

カメラOpen後のファイル、サイズが大きくなり、後半に情報が増えています。 f:id:mengineer:20170421090223p:plain

フォルダ内で最大サイズだったファイル、ChunkPixelFormat等の記述が有ります。 f:id:mengineer:20170421091216p:plain

雰囲気的にはXMLというより、pylonのログファイル?みたいな内容です、
結局pylonは他社SDKとは違い、XMLそのものはPC内に保存していないもよう。

この辺の仕組みも各社色々ですね、XMLの中身も各社で微妙に異なるようなので、
それも関係するのかも? 機会が有れば中身を見比べてみたいと思います。