pylonはBalserから出ているSDKです、下記はWindows版のページ。
先日のChunk dataネタでは、JAISDK上でChunk dataの設定を確認しましたが、
Baslerのカメラなんだから、BaslerのSDKで調べるのが本筋やろがい、ということで、
pylonを入れてみました、インストール手順等は上記URLから辿って下さい。
ひとつ注意する点、今回はPC内に複数のSDK/Driverが混在していることです、
邪道ですが、NICのプロパティで使う方のDriverだけを有効にして動かしました。
本当はJAISDKをアンインストール後、pylonをインストールするべきなんでしょうが、
今回は手抜きしています…、よい子の皆さんは決して真似しないように(笑)。
pylon Viewer起動
カメラを接続後、pylon Viewerを起動すると下記画面が表示されます。
左上の”Open Camera"でカメラをOpenすると、左列にFeature Listが表示されます、
“Chunk Data Streams”に、Chunk Mode ActiveとChunk Enableが有りますね。
地味に便利なFavorites
ここで余談、左列一番上の”Favorites"に良く使うFeatureを追加出来るようです。
たいてい使うのは一部のFeatureだけなので、こういう機能は地味に便利ですね。
これが無いと、いちいち使いたいFeatureまでスクロールさせるのが超面倒です。
Chunk Dataはどこで見られる?
本題に戻り、Chunk Mode ActiveとEnableを有効にして、カメラを再Openすると、
“Chunk Selector"が現れて、付加するデータを選択出来るようになります。
JAISDKでは、"Chunk Data"というFeatureにデータの中身が出てきましたが、
pylon Viewerでは、それらしきFeatureが見当たりません??、でした。
この件は、引き続きpylonのサンプルプログラムで調べてみる予定です。
XMLはどこ行った??
以前、GenICam世界その2.で、SDKがカメラからXMLファイルを読み取って
PC内の所定フォルダに保存する、という話を書きました。
JAISDKだと、インストールフォルダ内の下記フォルダ。
NIのIMAQdxでは、下記フォルダ。
Baslerのpylonでも、同様にどこかのフォルダに読み込んでいるはず?と思い、
インストールフォルダの下など、色々探しましたが見つかりません….。
結局、Program Data内のGenICamフォルダ内のbinaryデータファイルが、
カメラ接続後に更新されていくので、それがXML(の一部)では無いかな?
と推測しています、この件も引き続き調べてみる予定です。