mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

GigE Vision 2.0の変更点

鉄は熱いうちに打て

と言うわけで、熱が冷める前に調べてみましたが
なかなかピンポイントの情報が見つからない.....。

pdf直接リンクですが、やっと下記を発見。 https://teledynedalsa.com/public/Stuttgart%202011%20GEV%20(3).pdf

ざっくり見ていきます。

A Faster clock

10GigEの対応(より高速に)

Combine multiple cables

いわゆるLink aggregation対応、複数の出力ポートをもつカメラからの
データをひとつとみなして、より高速に転送することが出来ます。

ちなみに、対象はこういうカメラ。(出力ポートが2つ)
SP-5000M-GE2 / SP-5000C-GE2

ネットワークカード等も、Link aggregation対応のものが必要です。

Regulate the flow

途中でデータ転送を中断出来る。

Reduce amount of data

画像データ量を減らす (JPEG2000等の圧縮データに対応)

All-in transmission mode

one image in one packet 画像を一個のパケットに収める。
ラインスキャンカメラ(画像サイズが小さい場合)の話。

Multi-camera systems

例のIEEE1588や予約動作コマンドですね。

Support for Multi-tap source

センサーのマルチタップ出力対応

Pixel Format Naming Conversion1.0

画像フォーマット変換 CoaxPressやUSB3 Visionで使うことも想定
1-bit, 2-bit, 4-bitのモノクロ画像や、YCbCrフォーマットの対応

Validation FrameWork

GigE Vision1.2から適用範囲変更

WireShark Dissector

WireShark(ネットワークパケット解析)用GigE解析機能


うーん、知ってた機能も有り、よく判らない機能も....。

All-in transmission modeとか初めて聞きました、
ラインスキャンのGEカメラが有るのも全く知らなかった。
(そう言われると合理的な考え方ですね)

やはりIEEE1588対応が一番大きな変更のような?
もし対応カメラを触る機会が有れば、また調べてみよう。