本当に久しぶりの更新です、下記デバイスを使う機会が有りました。
カメラリンクをUSB3に変換して接続可能にするデバイスです。
接続して絵出しするのは、比較的簡単だったのですが、
(→eBUS SDK上で色々と設定するだけ)
カメラリンクのシリアル通信が厄介だったのでメモ。
eBUS Player上でのシリアル通信
下記”Device Serial Communication"メニューから可能みたいです。
選択すると下記画面が出てきて、手打ちで実行出来るもよう。
既存の通信ツールなどを使うには?
ですが実際のところ、毎回コマンド手打ちするのは無理があるし、
既存の通信ツールが有るから、それを使う方法は無いのだろうか?
と調べたら、下記に情報が載ってました。
com0comというソフトをインストールします、それを使い、
ソフト的に COM1 <-> COM2 みたいな ブリッジを構成します、
そのブリッジを介することでシリアル通信可能になります。
com0comは下記よりダウンロード可能です、ちなみに最新版よりも
バージョン2.2.2.0がお奨めらしいです、上記URLに詳しい手順が記載されてます。
sourceforge.net
com0comの設定
インストール後、スタートメニューのcom0com→Setupで起動させます、
AddPairで、ブリッジとして対になるCOMポートを2つ指定します。
下記はCOM1 <- >COM2 を指定した例
設定後、デバイスマネージャーに設定した内容が出てくるのを確認して下さい。
eBUS SDKの設定
Tools → Serial Communication Bridge...を選択します。
Serial COM PortLinkで、先ほどのCOMポートの片方を指定します、
BaudRate等の通信条件は、 Configure...画面で設定します。
(当たり前ですが、既存ツールで使うのと同じ条件を設定)
既存の通信ツール使用
あとは既存のツールを起動し、先ほどの片割れ(COM1)を指定すれば、
com0comを介してCOM2(eBUS SDK)に渡って通信出来ます。
eBUS SDK自体がCOMポートをemulateしてくれると一番楽なのですが、
今回はひと手間掛かりましたというお話でした。