mengineer's blog

ニッチなネタばかりですが。

Silicon Software GrabberのCOMポート設定

またまた自分メモ。

Silicon Softwareの CameraLinkのGrabberを使う機会が有りました、
で、カメラとのシリアル通信で苦戦したって話です。

ちなみにこんなボードです。(今回初めて触ってみました)

linx.jp

GrabberにCOMポートを割り振る

これまで使っていたボードだと、ボード自体に”COM3”みたいに
COMポートを割り当て出来るので、それを指定するだけでした。

Avalのボード f:id:mengineer:20200722104250p:plain

Dalsaのボード f:id:mengineer:20200722104458p:plain

Silicon Softwareの場合、こういう設定が有りません、さて困った?

ClSerCOMWrapperを使うらしい

ClSerCOMWrapperというToolで設定出来ました。

下記より起動
f:id:mengineer:20200722105129p:plain

PortSettingを選択
f:id:mengineer:20200722105232p:plain

COM Portに割り振りたいCOMポート名、右側にGrabberのポート
baudrateや通信条件などは接続するカメラに合わせます、最後にConfirm選択
f:id:mengineer:20200722105418p:plain

Port→Connet選択
f:id:mengineer:20200722105715p:plain

左下が"Connect"になっていることを確認し、右上×で閉じる
f:id:mengineer:20200722105759p:plain

設定後は、ステータスバーにアイコンが表示され、状態を確認出来ます。
f:id:mengineer:20200722110055p:plain

以降はアプリケーション側からCOMポート(上記例だとCOM10)を
指定することで、カメラとのシリアル通信が出来ます。

他のGrabberと比べて、いまいち反応が悪い(カメラの応答が遅い)
重たい感じがするのですが、上記エミュレータを介すからでしょうね。

とりあえず通信出来たので良かった。